2022年1月24日、チャンネル登録者数1050万人を超える日本のトップYouTuber「HIKAKIN」さんの元に、YouTube運営からある「謎の箱」が届いたという動画が上げられました。
また、この謎の箱はHIKAKINさんだけでなく、次々と日本を代表するYouTuber達に贈呈されています。
今回は、その「謎の箱」の正体と、その考察について紹介していきます。
- 大物YouTuber達に届く「謎の箱」の正体について知る
- YouTube運営からの「謎の箱」の贈呈についての考察
「謎の箱」の正体はNFT
結論から言うと、HIKAKINさんを始めとした大物YouTuberに贈呈されている「謎の箱」の正体は「NFT」と呼ばれるものです。
NFTとは「非代替性トークン」とも呼ばれ、その名の通りデジタルアートや動画・画像など、いわゆる「デジタルデータ」と呼ばれるものに唯一無二の証明を行うことができます。
つまり、次々とYouTuber達に贈呈されるNFTとは、世界的に見てもそのYouTuberしか保持していないかなり希少な作品となっています。
NFTが贈呈された日本のYouTuber一覧
ここでは、これまでにYouTuber運営からNFTが贈呈された日本のYouTuberについて紹介していきます。
1.HikakinTV
2021年9月にチャンネル登録者数1000万人を超え、今では日本のYouTube界の顔として広く知られる「HIKAKIN」さん。
そんなHIKAKINさんの元に「ヴァレリア・モンテロ」氏作のNFTが贈呈されたことで、界隈では密かに話題となっています。
HIKAKINさんはこのNFTが贈呈されたことについて、
「マジで?これオレのNFTなの!?」
「新しいことしすぎじゃね?YouTubeさん」
とコメントしています。
2.えがちゃんねる
日本のお笑いタレントで、YouTubeチャンネル開設からたった9日で登録者数100万人を突破した「江頭2:50」さん。
破天荒な動画を投稿し続けるYouTubeチャンネルですが、そんな彼の元にも「ダイ・ダイ・トラン」氏作のNFTが贈呈されています。
江頭2:50さんのチャンネルではこのNFT贈呈に対し「難解な文章」と記し、少し戸惑った様子でした。
3.QuizKnock
日本では知らない人はいない名門大学「東京大学」出身のメンバーで構成されたグループチャンネルで、多くの若者に人気を誇る「QuizKnock」さん。
そんな彼らの元にも、YouTube運営からNFTが贈呈されました。
動画内ではさすが東大生と言わんばかりの情報量の多さから、NFTの知識を話していました。
YouTube運営からNFTが贈呈されることについての考察
こちらでは、当記事の筆者がYouTube運営のNFT贈呈についての考察を行います。
1.NFT贈呈の基準は登録者数じゃない?
NFTの贈呈された時期のYouTuberの登録者数を見てみると、かなりばらつきがあるように感じます。
例えば、HIKAKINさんは登録者数1000万人というのに対し、えがちゃんねるさんは200万人後半、QuizKnockさんは100万人後半とかなり差があります。
また、その登録者数の幅内のYouTuberは他にも多く存在しているのにも関わらず、この方々だけにNFTが贈呈されたのは不自然です。
そこで、NFTは何か実績を残した人に贈呈されるのではと筆者は考えています。
例えば、
- HIKAKINさん:正当な方法でチャンネル登録者数日本初の1000万人突破
- 江頭2:50さん:YouTubeチャンネル開設から異例のたった9日で登録者数100万人を突破
といった感じです。
2.YouTubeのNFT活用に向けての布石か?
YouTube運営は近いうちにサイト内でのNFTの活用を予定していると発表しています。
NFTを活用して動画クリエイターたちに新たな収入源を設けることが目的です。
今回のNFT贈呈も、そのNFT活用に向けた伏線なのではないでしょうか。
YouTubeのNFT活用についての詳しい情報は以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
3.今後NFTがさらに広まるきっかけになる?
大物YouTuber達へのNFT贈呈は少なくとも、多くの人達に「NFT」の名前を広めるきっかけとなったと思います。
今後YouTubeのNFT活用を始めとしたプロジェクトが始めることにより、NFTの技術も徐々に世間に浸透していくのではないかと考えられます。
YouTuberのNFT参入が今後の発展のカギに?
今回は、NFTの贈呈された日本のYouTuber達とその考察について紹介しました。
特にHIKAKINさんの動画にNFTが登場したことは、今後のNFT業界をさらに加速させるきっかけになると思います。
今後もNFTの動向に注目していきましょう。
この記事でNFTが気になった方に向けて
以下の記事では、NFT取引の中でも最もメジャーである「NFTアート」の取引の一連の流れについて紹介しています。
NFTに興味を持っている方、始めてみたいと考えている方はぜひお読みください。