「なぜ私のNFTアートは売れないの?!」その3つの理由を徹底解説

近年、デジタルデータに対して唯一無二の証明を行う「NFT」という技術を使い、デジタルアートに希少性を持たせて売買を行うビジネスが確立しようとしています。

今回は、

「とりあえず最近 「NFT」というのが流行っているらしいから、作品をNFTのマーケットプレイスに投稿してみたけど、全く売れない!

という方々のために「なぜ売れないのか?」という売れない理由を徹底解説します。

この記事の役割
  • NFTアート購入者の目的について知る
  • NFTアートの売れない理由を知る

NFTアートでの売買の前提として

NFTアートの市場において現在NFTアートを購入している人の8割は、NFTアートを投資物として見て購入している人と言われています。
(言い方を変えると、転売目的で購入してます。)

そのため投資家は「今後価値が上がる!」と思う作品を購入し、価値が上がったタイミングで売却し利益を得たいと考えていることを、売り方の前提として覚えておきましょう。

NFTアートが売れない3つの理由

NFTアートが売れない時に考えられる理由は以下の通りです。

  1. 正方形じゃない
  2. イーサリアムで取引ができない
  3. 物語性・シリーズ性がない

それぞれ詳しく解説していきます。

1.正方形じゃない

そもそも上でもお話しましたが、NFTアートは投資という重みが強いものです。

その際、投資家はその作品の価値を高めるために、その作品を自分が所有していることをアピールしようとします。

その時のアピール方法として考えられるのが、

  1. SNSのアイコンとしてみる
  2. バーチャル空間に展示する

という2つの方法です。

この際に、全体として統一感を取れるの形が「正方形」のため、正方形の作品は投資家たちから好まれやすい傾向があります。

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実際に高く価値のついている作品のほとんどのNFTは正方形です。

また、最近TiwtterではNFTアイコンを見ることもできるようなので、正方形のアートはより一層需要が高まってくると考えられます。

2.イーサリアムで取引できない

NFTアートは様々な仮想通貨で行うことが可能で、特に対比されるのがイーサリアムとポリゴンです。

特に、最初の内はイーサリアムを扱うことをおすすめします。

その理由は、市場規模の違いです。

イーサリアムとポリゴンのNFTアート市場規模は圧倒的にイーサリアムが強く、実際に調べてみても桁が2桁ほど変わります。
(2桁ということは1万円か100万円かの違いくらい規模が違います。)

そのため、投資家からするとイーサリアムでの取引が好まれやすい傾向にあります

イーサリアムのNFTアート取引トップ5

CryptoPunksが牽引している形でとても強い市場です。
全体で50,000ETH(約25億程度)の市場規模を持っています。

ポリゴンのNFTアート取引トップ5

イーサリアムと比べると2桁以上違いますね。

クレイトンのNFTアート取引トップ5

さらに1桁数字が落ちましたね

やはりそれぞれの市場を覗いてもイーサリアムの市場規模の高さはすごく大きく感じます。

そのため大金を狙いたい投資家のためにもイーサリアムで勝負しましょう

3.物語性・シリーズ性がない

NFTアートで特に売れているものを見ると、基本的にはシリーズものが多いです。

特に「CryptoPunks」などはその典型例でしょう。

なぜシリーズものが売れるのか、その理由は価値が底上げされやすいためです。

シリーズものは所有者同士がSNSのアイコンに使用するなど、コミュニティとして盛り上がりやすいので価値が相乗効果となって上がりやすいと考えられます。

実際にシリーズものの代表例である「CryptoPunks」は、多くの人々がSNSのアイコンに用いられているのをよく見かけます。

また、熱狂的に盛り上げようとする人を生み出すために欠かせないのが「物語性」です。

そのNFTはどのような成り立ちを経て生まれ、どのようになっていきたいのか?

そういったNFT独自の物語性のある作品もシリーズもの同様、コミュニティとして盛り上がりやすい傾向にあります。

特に有名なコミュニティとして「Ape」はすごく面白いと思います。

https://note.com/miin_nft/n/na7a10c360070

NFTアートはまだまだ発展途上

NFTアートはまだまだ発展途上であり、技術的にも間違いなくこれから盛り上がっていく分野です。

そのため、まずは購入者(投資家)のことを考え、上記の3つを抑えるだけで投資家の目に留まる作品になるでしょう。

そこからは作品自身の魅力や、アーティストさんの発信力が重要になってくるので、次のステップに上がれます。

なんといっても、まずは市場を調べ、購入者のことを思いやるところから始まるのはNFTアートだけでなく全てにおいて同じなのかもしれません。

NFT取引を始めるための事前準備

今回の記事を読み、NFTに興味を抱いていただいた方のために、以下の記事ではNFT取引を始める準備を紹介しています。

仮想通貨の売買を行う「仮想通貨取引所」や、仮想通貨を保管する「ウォレット」について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。