世界中で大人気のアニメーションやテーマパークを運営している「ディズニー社（Disney company）」。
そんなディズニー社は2022年2月、同社の採用ページにてNFT関連の求人を掲載したことで話題になりました。
今回は、そんなディズニーのNFT導入について、現状分かっていることと今後の展望について考察していきます。
- ディズニーのNFT導入についての最新情報
- ディズニー×NFTの今後の展望の考察
NFTとは？
NFTとは「非代替性トークン」とも呼ばれ、独自のブロックチェーン技術によりデジタルアートや動画・画像などのいわゆる「デジタルデータ」と呼ばれるものに唯一無二の証明を行う技術です。
NFTの登場により、いままでいくらでも複製ができたため価値が無いとされていたデジタルデータに希少性を持たせることが可能になりました。
NFTについての詳しい内容は以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
ディズニーのNFT活用についての最新情報
ここからは、現在分かっているディズニーのNFT導入についての最新情報を紹介します。
１．公式サイトの採用ページでNFT関連の求人募集
最初にも紹介した通り、ディズニー社では2022年2月より同社の採用ページにてNFT関連の求人募集を開始しました。
ディズニー社は以前よりメタバース（仮想空間）構築の参入に意欲を見せていたことから、この出来事により近々NFTを導入するのは間違いありません。
２．ディズニー社はメタバース関連の特許を取得済み
ディズニー社は2021年の第四半期決算説明会においてメタバース（仮想空間）構築の参入に意欲を見せており、2021年末にはAR（拡張現実）をはじめとしたメタバース関連の特許を取得していることを明らかにしています。
３．NFT参入確定の子会社もあり
ディズニーの傘下である「マーベルエンターテインメント」は2021年の6月には同社のキャラクターのNFT参入を発表しており、「スパイダーマン」や「キャプテンアメリカ」など、人気キャラクターのNFT化を予定しています。
ディズニーがNFT導入した際の展望を考察
ここからは、当記事の筆者がディズニー社のNFT参入にあたって、今後の展望を考察していきます。
１．様々なディズニーグッズをNFT化？
ディズニーといえば、キャラクターの種類が豊富でそれぞれ違った魅力があり、各々の固定ファンも存在します。
そこで、ディズニーがNFTに参入したあかつきにはそれらのキャラクターをモチーフにしたグッズがNFTとして販売されることが考えられます。
特に、マーベルエンターテインメント社のキャラクターのように「NFTフィギュア」という形式はかなり人気がありそうです。
２．音楽やアニメーションをNFT化？
ディズニー社はアニメーション会社ということもあり、同社のアニメやそれに使用されている楽曲をNFT化して販売されるということも考えられそうです。
また、こちらもディズニー社の傘下でアメリカの動画配信サービスである「Hulu」やディズニーの音楽部門を担当している「Disney Music Group」もメタバース関連の求人を開始したことから、アニメや音楽形式でのNFTの販売の可能性はかなり高いと考えられます。
３．チケット・パスポートをNFT化？
最初にも紹介したように、NFTは非代替性トークンということで唯一無二の存在を証明できるという特徴から、ディズニーランドのチケットや年間パスポートをNFT化できれば面白いのではないかと考えられます。
チケットやパスポートをNFT化することで、その保有者の個人情報などもブロックチェーン上に記録されるため、入場者を効率的に管理できることから将来的には導入される可能性もあります。
４．仮想空間内にディズニーランド？
ディズニー社はメタバース関連の特許を次々と取得ているということから、将来的にはデジタルの世界、いわゆる「仮想空間」上にディズニーランドを建設するのではないかとも考えられます。
仮想空間上でディズニーランドに行けるようになれば、わざわざ現地に行く必要は無く、体の不自由な人やまだ人が多い場所に外出させるのには不安な小さいお子様でも気軽に入園することができるため、ぜひ期待したいです。
ディズニーのNFT活用についてのまとめ
今回はディズニー社のメタバース関連の求人開始にあたって、同社がNFT参入した際の今後の展望について考察してみました。
ディズニーは世界中で知らない人はいないほど有名であり、そんな業界がNFTに参入することで今後メタバース界隈もさらに盛り上がると考えられるため、今後の動向に期待したいです。
NFTを購入するための準備
基本、NFTの運用には通貨として用いる「暗号通貨（仮想通貨）」とそれを保管する「ウォレット」が必要です。
以下の記事ではそれぞれの準備のやり方を紹介しているので、NFTに興味がある方はぜひ読むことをおすすめします。
