【基礎知識】イーサリアム規格の「ERC-20」とは？｜関係性を紹介します！

皆さんこんにちはなのじゃ！我は狐皇みらい（@Kokou_Mirai）と申す！

いつもはnft-checkさんに場所を借りて販売所・取引所についての記事を更新しているぞぃ

狐皇みらい

我が丁寧に解説していくのじゃ！

結論：ERC-20は規格の１つ

ERC-20とはイーサリアムブロックチェーン上で利用されるトークン規格の１つです。

規格とはデータ形式の１つみたいなものです。

わかりやすい身近な例としては、拡張子みたいなものですかね。
JPEGやPNG、PDFなど様々なデータ形式を想像してください。

ERCの規格に沿ったトークンのことをERCトークンと呼び、ERC-20トークンなどが例に挙げられます。

全体像の把握

ERC関連を調べているときに全体像の把握ができたらいいなと感じたので図解してみました。

イーサリアムブロックチェーンの中にあるトークンを分類するとオリジナルコインであるイーサ（ETH）とそのほかのトークンに分類することができます。

トークンはERC規格に沿っており、有名どころではERC-20 ERC-721 ERC-1155などがあります。

ERC-20の中にはステーブルコインなどの分類することができ、
その中に例としてUSDTなどがあります。

全体像としてはこんな感じですね。
まとめてて気づいたのですが、ステーブルコインはトークンに分類された中にコインという名前なんですね。

コインとトークンの言葉の使い分けはそこまで厳密ではないのかもしれません。

ERCトークンとは?

ERCトークンのERCは「Ethereum Request for Comments」の通称です。

イーサリアムは管理者がいないということで分散型のプラットフォームと認識されています。

しかし、誰かが維持をしなければいけません。
その維持を担っているのが、イーサリアムの利用者です。

イーサリアム利用者がイーサリアム改善提案「Ethereum Improvement Proposals (EIPs)」を作成して、それを投票によって実行するかが決められています。

その改善提案のカテゴリの中にトークンの規格に関する「Ethereum Request for Comments」通称「ERC」が存在します。

以上の流れから規格に沿ったトークンのことをERCトークンと呼ぶようになりました。

また、ERCの後に続く番号は意見募集時の通し番号のことを指します。
ERC-20は20番目ってことですね。

ERC-20とは?

ERC-20とはイーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ共通規格のことです。

互換性があると直接交換することができます。

例えば、BTCとETHは互換性がありません。もし、自分のBTCをETHに交換したいときは取引所を利用することになります。

取引所の利用はWeb3の誕生時より大切とされてきた非中央集権性を失うことになります。

よってイーサリアムでは違う規格のトークンが乱立するのではなく同じ規格のもとに生成されたトークンを増やす役割があります。

トークン規格が同じためUniswapをはじめとしたｄAppsの誕生しました。

なお、現在ではブロックチェーンが異なるトークン同士でも交換できる仕組みが出来上がっているようです。

その他のERC規格

ERC-20以外に見かけるERC規格は「ERC-721」「ERC-1155」などがあります。

ERC-721

ERC-721はNFTを発行するときに利用されるトークン規格です。

私も今回調べて初めて知ったのですが、OpenSeaなどで出品されているものはERC-721が利用されているということになるということですね。

ERC-1155

ERC-1155は、マルチトークンスタンダードと呼ばれる規格です。代替性・半代替性・非代替性トークンに対応した規格になります。

個人的な考えですが、NFTゲームなどで利用されるのかなって感じました。
NFTアイテムとゲーム内トークンを互換可能なものにするのに利用されたりするかもしれませんね。

関連リンク

ERC規格のまとめ

狐皇みらい

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