【NFTを即売却!】NFT AMMの仕組みをわかりやすく解説!|図解あり!

最近、新しい技術として「NFT AMM」という言葉を聞くようになりました。

「なんじゃそりゃ?」と思いそうですが、調べてみると意外と単純です。

お金に直結しそうな話ではないですが、NFTトレーダーの方などに有用な知識なのかなって感じてます。

nanana
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それでは早速解説を始めていきます!

この記事の役割
  • NFT AMMについて理解する!

NFT AMMの概要|まずは大雑把に!

NFT AMMは「NFT × AMM」の2つの要素で構成されています。

1. NFTとは?

NFTとは「代替不可能なトークン(Non-Fungible Token)」の意味をもちます。

NFTアートやNFTゲームなどの言葉を耳にすると思います。

nanana
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NFTはアート以外にもチケットや証明書としての活用もされているんですよ!

2. AMMとは

AMMとは「自動マーケットメイカー(Automated Market Maker)」の略です。

身近な例ではPancake SwapやUniswapをはじめとしたDEX(分散型取引所)で利用されている技術です。

AMMについては、下でもう一度触れます。

AMMの仕組み

AMMとは現在多くのDEXで採用されている取引自動化の仕組みです。

端的に説明すると「2種類の暗号資産ペアを流動性プールに用意し、売買希望者がそのプールと暗号資産を交換する」という仕組みです。

登場する立場は3つです。

  • Aという暗号資産をBという暗号資産に交換したい人
  • Bという暗号資産をAという暗号資産に交換したい人
  • AとB2つの暗号資産を預けて(ステーキング)して報酬がほしい人

イメージとしてはこのような感じです!

暗号資産を交換したい人

暗号資産を交換したい人

UniswapやPancakeSwapなどのDEXで暗号資産を交換する人も多いと思います!

暗号資産を預けてステーキング報酬がほしい人

ステーキング報酬がほしい人

ステーキング報酬は流動性を提供した(流動性プールに暗号資産を預けた)お礼として交換時の手数料から自動で分配されます。

交換レートはx*y=k(kは定数)という方程式で決まります。

流動性プール内の暗号資産の量が一定に保つような交換レートに自動で変化します!

改めてNFT AMMとは?

それでは、改めて「NFT AMM」について解説します。

NFT AMMはNFT自体が暗号資産の役割を果たすシステムです。(ニュアンスが少し違う気もしますが、、、)

ユーザーは暗号資産とNFTを直接交換できるようになります。

↓イメージ

暗号資産とNFTを交換する人

ユーザーは以下のことができます。

  • NFTを購入
  • NFTを売却
  • 流動性の提供

NFTを購入・売却する

NFTを購入する人

ユーザーはNFTを購入・売却することができます。

ユーザーは暗号資産を払ってNFTを購入したり、NFTを売却する代わりに暗号資産を得ることができます。

NFTをその時のレートで即時売却できる所に注目!!

流動性の提供をする

暗号資産とNFTを流動性プールに預ける人

ユーザーは暗号資産とNFTを提供することで流動性の提供をすることができます。

ユーザーはUniswapやPancakeSwapなどのDEXの時と同じようにステーキング報酬を得ることができます。

NFTが暗号資産みたいな役割をしているね

NFT AMMのメリット|NFTが即時売却できる

NFT AMMのメリットは以下の通りです。

  • NFTを即時売却できる
  • NFTを使ってステーキングできる

詳しく解説していきます。

NFTが即時売却できる

OpenSeaなどの今までのマーケットプレイスでNFTを売りたい場合、

希望販売価格を提示して、他のユーザーが購入するまで待つ必要があります。

従って、NFTを暗号資産に変えることが難しかったです。

一方、「NFT AMM」が採用されたサービスではプールの中にあるNFTの数量でNFT自体の価格が自動で計算されます。

そのため、売りたいと考えた時に即売却することが可能になりました。

NFTを使ってステーキングできる

NFT AMMが採用されているサービスではNFTを利用してステーキング報酬を得ることが可能です。

例えば、普段利用しておらず、OpenSeaなどで販売しても売れなさそうなNFTが、

ステーキングをすることで、お金を生み出すNFTに進化しちゃうかもしれませんね!

NFT AMMが使われているサービスの比較

次にNFT AMMが採用されているサービスの比較をしていきます。

今回はNFT AMMが採用されているサービスとして「Sudoswap」「Yomiswap」の2つとNFT AMMを採用していないサービスを代表して「OpenSea」の計3つを比較していきます。

SudoswapYomiSwapOpenSea
手数料0.5%0%2.5%
NFTの販売価格設定自動で計算自動で計算自分で決める
NFTのステーキングNFTと暗号資産を同時にステーキングするNFT、暗号資産のどちらかでステーキングするなし
二次流通したときのロイヤリティ報酬なしなしNFT作成者が0~10%まで自由に設定可能
NFTが売れるタイミング即時即時他ユーザーが購入したとき
NFTと交換できる暗号資産の種類ETHまたはERC-20トークンからユーザー間の合意で自由に決定それぞれのネイティブトークンそういう概念がない
対応するブロックチェーンイーサリアムAstarネットワーク
ETH(予定)
Polygon(予定)
イーサリアム、Polygon(旧 Matic)
Solana
Klaytn

気になる点は、Yomiswapの手数料が0%という点ですね!

これは皆さんもびっくりしたと思うのでご自分でも確認することをお勧めします!

情報源はこちらです。

また、二次流通の際のロイヤリティがNFT AMMが採用されているサービスではないという点も気になりますね!

「Sudoswap」と「YomiSwap」の違い

次にNFT AMMを採用している2つの違いを紹介していきます。

  1. ステーキングする際に準備するもの
  2. 他人のプールへのステーキング
  3. シェア率

違い1:ステーキングする際に準備するもの

udoswapでは、ステーキングする際にNFTを暗号資産両方を準備してどちらも預けることができます。

一方で、YomiswapはNFTか暗号資産どちらか一方だけでもステーキングすることが可能です!

違い2:他人のプールへのステーキング

Sudoswapでは他人へのプールにステーキングすることができません

一方で、Yomiswapでは、谷へのプールにステーキングすることが可能です。

以下具体例を用いて紹介していきます。

Sudoswapの場合

あるユーザーがNFT作品とAという暗号資産を独自のプールにステーキングした場合、

ステーキングできない

ステーキングは自分で作成したNFTプールにしかできません

YomiSwapの場合

あるユーザーがNFT作品とAという暗号資産を独自のプールにステーキングした場合、

ステーキングできる

他のユーザーも同じコレクション・シリーズのNFT作品なら他の人が作成したプールにステーキングできます

※YomiSwapではNFT作品または暗号資産どちらか一方だけのステーキングも可能です

違い3:シェア率

シェア率は現在(10/6)時点で圧倒的にSudoswapの方が高い割合を占めています。

ツイッターのフォロワーは4.5万ほどで、7月末にはDEX大手Uniswapが統合を進めている事でも注目を集めました。

一方、YomiSwapはP2Pアイディアソンで優勝を納めたことで注目を集め始めたサービスです。

生まれたばかりのサービスですが、手数料0%やNFT AMMという新技術を導入したYomiSwapがどこまで成長を遂げるのか楽しみですね!

NFT AMMのまとめ!

今回はNFT AMMの仕組みについて解説しました!

この記事のポイント
  • 「NFT AMM」はNFTの即時売却を可能にする!
  • Sudoswapは現在シェア率が高いNFT AMMを採用したサービス!
  • YomiSwapは手数料0%の新進気鋭のサービス!
nanana
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また次の記事で会いましょうね!