皆さんこんにちはなのじゃ!我は狐皇みらい(@Kokou_Mirai)と申す!
いつもはnft-checkさんに場所を借りて販売所・取引所についての記事を更新しているぞぃ
我が丁寧に解説していくのじゃ!
- DAOの基本情報がわかる
- DAOの特徴が分かる
- DAOのメリット・デメリットが分かる
DAO(分散型自律組織)とは?
まずは、基本情報から期待されていることまでまとめるのじゃ!
DAOの基本事項
DAOとは「Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)」の略です。
DAOは、「管理者がいなくても問題なく目的のために動く組織」を意味します。
もう少しざっくりした表現にすると、「多数決で組織の行動指針が決まる組織」のことです。
DAOとは特定のトップがいない組織の形態のことじゃ!
DAOの成り立ち
DAOの概念は、2013年にダニエル・ラリマー氏が提案され
その後、ヴィタリック・ブリテン氏によって洗練されたものになります。
DAOの定義については、イーサリアム財団も説明をしています。
DAOに期待されていること(必要な理由)
- 2者間の信頼コストの削減
- Web3の重要概念である「分散型」と親和性が高い
DAOに期待されていることは、「2者間の信頼コストの削減」です。
信頼コストとは、信頼を構築するために必要とされる時間やお金などを指します。
DAOの透明性の高い仕組みを使うことで、この信頼コストを削減することができるのではないか?
と期待されています。
もう1つDAOが必要とされる理由は「Web3の重要概念である「分散型」と親和性が高い」ことです。
Web3は新しいインターネットの形として「分散型」というワードとともによく説明されます。
この分散型という点でDAOはWeb3の考えと親和性が高いです。
Web3界隈としては、新しい考え方である「分散」という考えが世間に浸透していくためにDAOが必要なものと認識されています。
DAOの基本事項についてはこのような感じじゃ!
DAOの3つの特徴について
次はDAOの特徴について解説していくぞぃ!
- 管理者が存在しない
- 意思決定はガバナンストークンを使用
- 透明性の高い組織運営
1:管理者が存在しない
1つ目の特徴は「管理者が存在しない」ことです。
従来の組織では、社長や役員などの強い決定権を持った人からの指示を受けてその下に位置する末端が仕事をするという「トップダウン型」でした。
これに対して、DAOではみんなで考えて、みんなで投票をすることで組織の方向性を決めていく「分散型」という特徴があります。
2:意思決定はガバナンストークンを利用
2つ目の特徴は「意思決定はガバナンストークンを使用」する点です。
DAOでは組織の意思決定をする際は投票をすると紹介しました。
この投票をする際に使用されるものがガバナンストークンです。
既存のDAOを調べるとその組織が発行しているトークンを見つけることができます。
ガバナンストークンは投票用紙のようなものじゃ!
3:透明性の高い組織運営
3つ目の特徴は「透明性の高い組織運営」という点です。
DAOはスマートコントラクトで組織の運営が行われます。
スマートコントラクトはブロックチェーン上で行われるため、誰でも履歴を閲覧することができます。
したがって、DAOは組織運営の透明度が高いといわれています。
暗号資産のトランザクションをイメージするとよいぞぃ!
DAOの3つのメリット
次にDAOのメリットを紹介するのじゃ!
- 透明性が高い
- 自分の考えに近い人とつながれる
- 効率的な資金調達が行える
1:透明性が高い
1つ目のメリットは「透明性が高い」という点です。
前述した通り、DAOはスマートコントラクトがブロックチェーン上で実行されるため、透明度が高い組織とされています。
取引が開示されているので、不正も起きにくいとされています。
2:自分の考えに近い人とつながれる
2つ目のメリットは「自分の考えに近い人とつながれる」という点です。
DAOはその組織の目的や活動内容に共感した人たちが集まって形成されます。
したがって、自分の考えに近い人とつながれるとされています。
すでにDAOのすべてを把握することは難しいくらいに存在するので、その中には皆さんの考えに近い組織があるかもしれません。
DAOは「新しい居場所」という役割もあるのかもしれぬな!
3:効率的な資金調達が行える
3つ目のメリットは「効率的な資金調達が行える」という点です。
DAOの場合ガバナンストークンの発行により資金調達を行うことができます。
従来の資金調達よりも準備することが少ないため、効率的だとされています。
資金調達に関しては法的な問題がまだあるので注意じゃ!
DAOの4つのデメリット(問題点)
次はDAOの4つのデメリットについて紹介するのじゃ!
- 法整備が遅れている
- 意思決定に時間がかかる
- ルール変更が厳しい
- 多数決の疑わしさ
1:法整備が遅れている
1つ目の問題点は「法整備が遅れている」という点です。
これは、DAOに限らずWeb3界隈全体の法整備が遅れていることが多いです。
例えば、ガバナンストークンを使った資金調達などでは、税制面での整備が遅れていたりもします。
法律関係の課題については上記で丁寧にまとめられていたぞぃ!
2:意思決定に時間がかかる
2つ目の問題点は「意思決定に時間がかかる」という点です。
DAOの場合、組織の意思決定は多数決(ざっくり言うと)なので、意思決定には時間がかかります。
これは、学校で多数決をしてもなかなか決まらない状況と同じです。
さらに、お金が絡んでくるので譲り合いという考えは消極的になるでしょう。
3:ルール変更が厳しい
3つ目の問題点は「ルール変更が厳しい」という点です。
これは2つ目の意思決定に時間がかかるという点とつながっています。
スマートコントラクトによる運営に致命的なミスをしたとしても、それを直すためには全員の意思を確認しなければいけません。
緊急の判断を要する場合でも、なかなか決まらないという状況も起きかねません。
アプリのアップデートのように細かい修正を積み重ねるという手法な難しいのじゃ。。。
4:多数決の疑わしさ
4つ目の問題点は「多数決の疑わしさ」という点です。
多数決をして意思決定しても全員が間違ったものを根拠にしていたら意味がないということです。
DAOは一番不満の出ない意思決定の過程に思えますが、結果に注目すると必ずしも正しいものになるとは言えません。
例えば、投資に全く知識がない人が100人集まって多数決をしたとしても、その判断の信頼度は乏しいものになります。
以上のことから、現状では完全なDAOというのはめったにないのじゃ!!
DAOが注目を集めている2つの理由
次はDAOが注目を集めている理由についてじゃ!
- バズワードだから
- DeFi市場が拡大したから
1:バズワードだから
1つ目の理由は「バズワード」だからです。
DAOはWeb3の概念と親和性が高いため、Web3やメタバースと一緒にバズワードとして世界に広まりました。
特に仮想通貨で儲けた人がいるという話題から、それに近い分野であるDAOという概念が知られていったという印象があります。
といっても、DAOは課題が多く発展途上といわざるを得ないのじゃがな
2:DeFi市場が拡大したから
2つ目の理由は「DeFi市場が拡大したから」です。
実はDAOはDeFiに関連するものが存在します。
そのため、DeFi市場の拡大がそのままDAOの注目を集めることに貢献しました。
DAOの今後の見通し
DAOは以下の2つが注目のポイントじゃ
- DeFi市場の拡大によりさらなる知名度の向上になるのか?
- 新しい組織の在り方として受け入れられるのか?
- 完璧なDAOの事例が登場するのか否か?
特に3つ目の点は私も注目しています。
現在言われている完璧なDAOの事例は、ビットコインやイーサリアムなどです。
ただし、これは人間の意思が全く反映されていない仕組みなので、人間の意思が入りつつも組織として成り立つDAOの登場に期待をしています。
DAO(分散型自律組織)のまとめ
- DAOは管理者が存在しない組織である
- 新しい組織の形として注目されている
- 法律面での整備などがまだまだこれからである
最後まで読んでくれてありがとうなのじゃ!
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聞きたいことがあったらDMするとよいぞぃ、もしかしたら返答があるかもしれぬぞぃ。