皆さんこんにちはなのじゃ!我は狐皇みらい(@Kokou_Mirai)と申す!
いつもはnft-checkさんに場所を借りて販売所・取引所についての記事を更新しているぞぃ
我が丁寧に解説していくのじゃ!
- DAOの事例を知る
- DAOの分類方法を知る
DAOとは
DAOとは「Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)」の略です。
DAOは、「管理者がいなくても問題なく目的のために動く組織」を意味します。
もう少しざっくりした表現にすると、「多数決で組織の行動指針が決まる組織」のことです。
DAOとは特定のトップがいない組織の形態のことじゃ!
この記事でのDAOの定義2つ
今回の記事では少し緩めのDAOの定義で事例を紹介します。
- 管理者なしで目的のプロジェクトの達成や組織が問題なく動いている
- 管理者がいてもDAOと呼ばれている組織
一般的にDAOと聞いたら1の定義を想像する人が多いと思います。
しかし、現状に目を向けると管理者が存在しないDAOというのはごくわずかです。
そこで今回は2つ目のような組織でもDAOとして紹介します。
DAOの事例紹介
それでは、ここから11のDAOを紹介するのじゃ!
事例1:ビットコイン|ブロックチェーン型
ビットコインは管理者がいなくてもマイナーと呼ばれる人たちのマイニングという活動によって、ブロックチェーンが維持・管理されている。
こちらは定義1に当てはまるDAOの事例です。
ビットコイン以外にもイーサリアムをはじめとしたブロックチェーンがDAOとして認識されています。
事例2:The DAO|投資系DAO>暗号資産型
投資先を投票し、利益があがればDAOメンバーで配分するシステム。
システムの脆弱性をつかれて資金が盗まれたことで話題に(The DAO事件)
投資系のDAOの事例です。また、The DAO事件が起きたのが2013年の9月なので初期のDAOの事例としてもよく取り上げられます。
事例3:FlamingoDAO|投資系DAO>NFT型
NFTを中心に扱っているDAO。
メンバーはNFTの貸し出しやDeFiの担保として利用できたりします。
高額なNFTを扱うDAOとして認識されています。
事例4:BitDAO|投資系DAO>資金提供型
目的が「DefiやNFT分野における将来性の高いプロジェクトへ資金提供すること」となっているDAO
大手取引所Bybitの全面的な支援を受けているDAOです。
事例5:Augur|賞金系DAO>市場予測型
市場の動向を予測してあたるとトークンがもらえるDAO
オッズの算出から配当までが自動プログラムで運用されている定義1に当てはまるDAOの一例です。
事例6:和服DAO|コミュニティ系>Web3について話し合う
目的が「Web3に理解のある日本人を増やすこと」となっているDAO
日本のDAOの一例でもあり、Web3について話し合うことが目的となっているDAOです。
事例7:Decentraland|コミュニティ系>メタバース
Decentralandは非営利団体「Decentraland Foundation」により開発されている。
メタバース上の土地であるLANDを購入することができ、保有量が議決権に影響を及ぼします。
運営にユーザーも参加できるゲームの事例です。
事例8:Ninja DAO:コミュニティ系>NFTプロジェクト型
Crypto NinjaというNFTプロジェクトからできたDAO
1つのNFTアートシリーズでもコミュニティを形成することを証明した事例。
NFTは投機目的が多いが、「真なるファン」「ガチホ組」など決まった呼び方はないが、そのプロジェクトを応援しNFTを手放さない人が多い傾向にある。
事例9:Nishikigoi NFT|コミュニティ系>地域創生型
スローガンは「人口800人の小さな村「山古志」の、あらたな挑戦。」
NFTアートの保有者はデジタル村民と呼ばれ、Discordなどで山古志村を舞台にしたイベントなどを企画しています。
デジタルと現実が絡まっているDAOの事例ともいえるでしょう。
事例10:Usebraintrust|クラウドソーシング型
フリーランスと雇用者をつなぐ仕組みを提供するDAO。
仲介業者をなくし、労働者が正当な賃金を得られることを目指しています。
コミュニティに所属する以外の人とのかかわり方を提供するDAOの事例です。
事例11:NPO法人ドットジェイピー|既存組織がDAO化
NPO法人ドットジェイピーは「若者と政治をつなげる活動」を行う既存の組織。
既存の組織がDAO化を目指す事例として注目を集めている。
2つのDAOの分類
ここからは2つの分類方法を紹介するのじゃ!
管理者に注目した分類
管理者に注目するとDAOは3つに分類できるのじゃ!
- Autonomous DAO(自律的DAO)…スマートコントラクト上で、真に自走するDAO
- Bureaucratic DAO(官僚主義的DAO)…複数の意思決定者が存在し、混乱が生じているDAO
- CEO DAO(最高責任者が存在するDAO)…1人の意思決定者が存在しているDAO
DAOは管理者が存在しないことを前提にしていますが、現実を注目すると、管理者が存在しないDAOの事例は少ないです。
DAO、管理者の数に注目して以上ののように分類できます。
本当のDAOというのは実は難しいのかもしれぬな、、、
個人的な分類
次に我が事例分析をして個人的な分類をしたので紹介するのじゃ!
事例紹介で、目次の右に書かれているのは私が考えた者なのであいまいな部分もあります。
- ブロックチェーン型
- 投資系DAO
- NFT特化型
- 暗号資産型(投資ファンド型?)
- 資金提供型(次世代技術投資型?)
- 賞金型DAO
- コミュニティ系
- Web3について話し合う
- エンジニアの集まり
- メタバース型
- NFTプロジェクト型
- 地域創生型
- 学んで稼ぐ型
- クラウドソーシング型
- 既存の組織がDAO化
DAOは複数の種類があるということが分かりますね。
分類から見えてきたこと見えてきたこと
今回の記事を書いていて見えてきたのは、
コミュニティ系よりも投資系のDAOが理想のDAOの形に近いということです。
これは、投資系は「利益の最大化」などのみんなが目指すべき正解がはっきりしているからだと考えています。
逆に、コミュニティ型はみんなで話し合って正解を見つけることを大切にしているために管理者なしのDAOが存在していないのではないかと考えられます。
コミュニティ型が完全なDAOになるには、正解を判断する指標をあらかじめ見つける必要があるのではないでしょうか?
DAOまとめ
- DAOを11こ紹介
- 投資系のDAOは理想に近い
- コミュニティ型は正確な指標が必要なのかも