皆さんこんにちはなのじゃ!我は狐皇みらい(@Kokou_Mirai)と申す!
いつもはnft-checkさんに場所を借りて販売所・取引所についての記事を更新しているぞぃ
我が丁寧に解説していくのじゃ!
- Bybit(バイビット)を知る
- 取引ボットをの存在を知る
- デリバティブ取引ボットを知る
Bybit(バイビット)とは?
Bybitはシンガポールに拠点を置く、海外の暗号資産交換所です。
海外取引所は手数料やスプレッドが低く、高いレバレッジを掛けることができる特徴があります。
Bybitは手数料以外にも便利な機能が提供されています。
今回は、現物取引ボットについて紹介するのじゃ!
取引ボットとは?
Bybitは便利機能として「取引ボット」というものを提供しています。
取引ボットとは、自動で取引をしてくれるボットを作成する機能で、以下の3種類があります。
- 現物取引ボット
- 積立ボット
- デリバティブ取引ボット
今回は3番目の「デリバティブ取引ボット」を紹介するのじゃ!
情報源はこちらなのじゃ!
デリバティブ取引ボットとは?
デリバティブ取引ボットは、事前に定めた価格帯の中で一定の間隔でロングとショートのポジションを建ててくれるボットです。
例えば、市場価格があらかじめ設定したグリッド価格まで下がるとロングポジションを建ててくれます。
デリバティブ取引ボットがほかの取引ボットと異なるのはレバレッジがかけられる点です。
なんと最大20倍までレバレッジを掛けることができます。
デリバティブ取引ボットのモードについてじゃ!
デリバティブ取引ボットには以下の3つのモードがあります。
- 強気モード
- 弱気モード
- 中立モード(操作画面だとおまかせと表示されます)
強気モード
ボット作成時の市場価格でロングポジションを建て、価格が上昇すると決済することで利益を獲得するモードです。
ここでは、Bybitで紹介されている例を使って解説します。
- デリバティブ通貨ペア:BTCUSDT
- 市場価格:19,000 USDT
- 上限価格:30,000 USDT
- 下限価格:10,000 USDT
- グリッド数:5
- グリッドモード:等比間隔
- レバレッジ:2倍
- グリッド間隔:24.57% ≈ (30,000/10,000)^(1/5) – 1
ボットが作成されると市場価格でロングポジションが建てられます。
そして、上の表のように指値の注文が配置されます。
BTCの価格が19,331 USDTまで上昇した場合、発注はされません。
これは、そういう仕様なのじゃよ。なぜかはわからぬ。
そのまま価格が上昇して、24,082 USDTまで上昇した場合、
24,082 USDTでロングポジションを決済するための指値の売り注文が実行されて利益が発生します。
また、これと同時に19,331 USDTにロングポジションを建てるために指値の買い注文が配置されます。
このまま、価格が上昇し続けて、30,000USDTになると、
30,000USDTになるとロングポジションを決済するための指値の売り注文が実行されて利益が発生します。
強気モードは、市場価格が上昇する市場に適しているのじゃ!
価格が減少するとロングポジションを建てるだけになるので、損失拡大につながるのじゃ!!
弱気モード
ボット作成時の市場価格でショートポジションを建て、価格が下がったときのショートポジションを決済することで利益を獲得するモードです。
ここでは、Bybitで紹介されている例を使って解説します。
- デリバティブ通貨ペア:BTCUSDT
- 市場価格:20,000 USDT
- 上限価格:30,000 USDT
- 下限価格:10,000 USDT
- グリッド数:5
- グリッドモード:等差間隔
- レバレッジ:2倍
- グリッド間隔:4,000 = (30,000 − 10,000)/5
ボットが作成されると市場価格でショートポジションが建てられます。
そして、上の表のように指値の注文が配置されます。
BTCの価格が18,000 USDTまで下降した場合、発注はされません。
これは、そういう仕様なのじゃよ。なぜかはわからぬ。
そのまま価格が下降して、14,000 USDTまで下降した場合、
14,000 USDTでショートポジションを決済するための指値の買い注文が実行されて利益が発生します!
また、これと同時に18,000 USDTにショートポジションを建てるために指値の売り注文が配置されます。
このまま、価格が下降し続けて、10,000USDTに達した場合、
10,000USDTでショートポジションを決済するための指値の買い注文が実行されて利益が発生します!
それと同時に、14,000 USDTになったらショートポジションを建てる為の指値の売り注文が配置されます。
これに反して、価格が18,000USDTまで上昇した場合、
18,000 USDTでショートポジションを建てる為の指値の売り注文が実行されます。
そして、14,000USDTでショートポジションを決済するための指値の買い注文が配置されます。
弱気モードは、市場価格が下降する市場に適しているのじゃ!
価格が上昇し続けると、ショートポジションを建てるだけになるので、結果的に損失拡大につながるのじゃ!!
中立モード
中立モードの場合、初期ポジションなしで始まります。
基準価格を下回るグリッド価格で指値の買い注文がされて、基準価格を上回るグリッド価格では指値の売り注文が実行されます。
ここでは、Bybitで紹介されている例を使って解説します。
- デリバティブ通貨ペア:BTCUSDT
- 市場価格:20,000 USDT
- 上限価格:30,000 USDT
- 下限価格:10,000 USDT
- グリッド数:5
- グリッドモード:等差間隔
- レバレッジ:2倍
- グリッド間隔:4,000 = (30,000 − 10,000)/5
ボットが作成されると、上の表のように指値の注文が配置されます。
BTCの価格が18,000 USDTまで下降した場合、
ロングポジションを建てる為の指値の買い注文が実行されます。
このとき、22,000 USDTになったらロングポジションを決済する為の指値の売り注文が配置されます。
価格が上昇して、22,000USDTに達した場合、
ロングポジションを決済するための指値の売り注文が実行されて、利益が発生します。
この時、18,000USDTにはロングポジションを建てる為の指値の買い注文が配置されます。
中立モードは現物取引ボットと同じような市場が向いています。
初めて、デリバティブ取引ボットを利用する場合は中立モードがいいと考えておるぞぃ
こちらの記事も併せてご覧ください。
投資勧誘ではないので注意するのじゃ。
投資は自己判断じゃぞぃ。最終的には自己責任で始めるのじゃ!!
市場価格が設定範囲外になったとき
事前に設定した価格帯から外れた場合、市場価格が設定した価格帯に戻るまでは新たに発注されることはありません。
また、デリバティブ取引ボットを終了するか、あるいは設定された価格帯に市場価格が戻るのを待つかを選択することもできます。
ボットを停止した場合、保留中の注文はすべてキャンセルとなり、手持ちのポジションは時価で決済されます。
2つのグリッドモードについて
デリバティブ取引ボットではグリッドモードが2つあります。
- 等比間隔
- 等差間隔
等比間隔を選択すると、グリッド間の価格差の比率が等しくなります。
例えば、グリッド間隔を24.57%にすると、次のグリッド価格は前のグリッド価格よりも24.57%高くなって(低くなって)います!
等差間隔を選択すると、グリッド間の価格差が等しくなります。
例えば、グリッド間隔を4,000USDTだとすると、次のグリッド価格は前のグリッド価格よりも4,000USDT高くなって(低くなって)います!
デリバティブ取引の強制決済価格について
次は、強制決済価格について紹介するのじゃ!
- Bybit(バイビット)では、「マーク価格」が「強制決済価格」に達すると、保有するポジションを強制決済されます。
マーク価格とは現物価格に資金調達率の減少を加えた価格のことです。
認識としては、そういうのがあるんだ~って感じで大丈夫です。
詳しく知りたいって方は、こちらを参考にしてください。
次に強制決済価格についてです。
強制決済価格はマージンモードによって求め方が異なり、
デリバティブ取引ボットの場合、分離マージンモードが適用されています。
買い/ロングの場合
強制決済価格=参入価格×(1-必要証拠金率+維持証拠金率)-追加証拠金/契約サイズ/
トレーダーは、50倍のレバレッジで10,000 USDTで1 BTCのロングポジションを建てます。 追加の証拠金はないと仮定します。
強制決済価格= 10,000 USDT *(1-2%+ 0.5%)= 9,850 USDT
売り/ショートの場合
強制決済価格=参入価格×(1+必要証拠金率-維持証拠金率)+追加証拠金/契約サイズ
トレーダーは、40倍のレバレッジで8,000USDTで1 BTCのショートポジションを建てます。 追加の証拠金はないと仮定します。
強制決済価格= 8,000 USDT(1 + 2.5%-0.5%)= 8160 USDT
必要証拠金率は1/レバレッジで求まられるのじゃ!
維持証拠金率はこちらで確認するのじゃ!
手数料について
次は、手数料について紹介じゃ!
グリッド取引をするときも手数料はかか利ます。
ただし、Bybitの方で「一回のグリッド取引での収益」>「手数料」になるようにグリッド数量が調整されるので、
取引が自動で行われるたびに手数料負けしていく、、、なんてことは起きません
したがって、興味がある人のみ読むといいぞぃ!!
デリバティブ取引で関係する手数料は2つります。
- 取引手数料
- 資金調達料
取引手数料について
取引手数料は、グリッドでの収益が発生するときにかかります。
グリッドによる利益=グリッドの価格差×グリッドの数量×完了したグリッドの数-取引手数料
取引手数料={約定数量×取引手数料率(テイカー手数料)×注文した時の価格}+{約定数量×取引手数料率×決済されたときの価格}
BTC価格が18,000 USDTに達し、買い注文が実行されてロングポジションが建てられる。
価格が順調に上昇して、22,000USDTになったら売り注文が実行されてロングポジションが決済されたとき
なお、1グリッド当たりで建てられるポジションの数量は0.512BTC
グリッドによる利益=4,000×0.512×1-3.648 = 604.352 USDT
取引手数料=(0.512×18,000×0.06%)+ (0.152 × 22,000 × 0.06%) = 3.648 USDT
取引手数料率を知りたい場合はこちらのテイカーの部分を参考にするのじゃ!
資金調達料について
資金調達料はポジションを保有していると発生します。
こちらは合計損益を算出するときに関係してきます!
合計損益 = 実現利益 + 未実現損益
実現利益=グリッドによる利益(合計収益-手数料)+/-資金調達料
【体験談】デリバティブ取引ボットはどうなのか?
デリバティブ取引ボットは、一度もボットを利用したことがない人にはお薦めできません。
例えば、中立モードを選ぶと、相場が、上と下どちらか一方に傾くと損失の可能性が生じます。
まずは、現物取引ボットで感覚を掴む方が良いと考えます。
投資勧誘ではないので注意するのじゃ。
投資は自己判断じゃぞぃ。最終的には自己責任で始めるのじゃ!!
デリバティブ取引ボットまとめ
- Bybitはデリバティブ取引ボットが提供されている
- モードは3種類ある
- 最大20倍のレバレッジがかけられる
最後まで読んでくれてありがとうなのじゃ!
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聞きたいことがあったらDMするとよいぞぃ、もしかしたら返答があるかもしれぬぞぃ。