皆さんこんにちはなのじゃ!我は狐皇みらい(@Kokou_Mirai)と申す!
いつもはnft-checkさんに場所を借りて販売所・取引所についての記事を更新しているぞぃ
我が丁寧に解説していくのじゃ!
- 準備金証明(Proof of Reserves)が何かわかる
- Bybitの安全性を自分で理解できるようになる
Bybit(バイビット)とは?
Bybitはシンガポールに拠点を置く、海外の暗号資産交換所です。
海外取引所は手数料やスプレッドが低く、高いレバレッジを掛けることができる特徴があります。
今回は「Bybitの安全性と透明性に対する取り組み」について紹介します。
2022年12月10日にBybitは準備金証明の開示をしたことをツイートしました。
そこで今回は、「準備金証明って何ぞや?」「何を見ればええん?」「結局何やっとんや?」という方向けに記事を書きました!
準備金証明(Proof of Reserves)とは?
Bybitは、顧客から預かっている全資産に対して1:1の割合で準備金を保有していることを公表しています。
この、1:1が本当かを明らかにすることが準備金証明になります。
こちらからBybitの準備金証明のページを見ることができます。
準備金証明がされると何がいいの?
準備金が十分にあると、私たちはいつでも預けていた資産を引き出すことができると判断できます。
FTXの事件では出金ができないという状況に見舞われた方が多くいたので、ユーザーは自分が利用している取引業者が資産にどれくらいの余裕があるのかということに不安を抱いています。
逆に取引業者側は、十分な準備金があることを公表することで自分の取引所を利用してもらおうとしています。
次に、具体的にどうやって準備金証明をしているのか、解説していきます。
準備金証明をするためにBybitが行っていること
準備金が確保されているというのは式にすると↓のようになります。
Bybitの保有資産額 > 顧客全員の預けた資産合計額
ここからは、以下の2つに分けて紹介します。
- Bybitの保有資産額の証明
- 顧客全員の預けた資産合計額の確認方法
1:Bybitの保有資産額の証明
1つ目に「Bybitの保有資産額の証明」について解説します。
Bybitは保有資産額を証明するためにウォレットアドレスの公開をしました。
こちらのリンクからBybitのウォレットアドレスを確認できます。
「ここ」の部分をクリックしたらウォレットアドレスを確認することができます。
また、リアルタイムで確認したい場合は同ページの下の方で紹介されている「Blockchair」で確認することができます。
こちらの記事でも一番最後に紹介しますね!
ウォレットの所有権とは?
準備金証明のページを見ているときに「ウォレットの所有権」という言葉を見かけるかもしれません。
ウォレットの所有権とは「本当に公開したアドレスがBybit社のものなのかどうか?」という疑問に対しての回答です。
Bybitは指定された時間にランダムで決められた額を自分のウォレットに送金する「Send to Self」という方式を採用しています。
どんなに公開されたウォレットに資金がたくさんあったとしても、それがBybit社のものでなかったら意味がないですもんね!
そういった疑問に対する事前の対応ということです。
2:顧客全員の預けた資産合計額の確認方法
2つ目に「顧客全員に預けた資産の合計額の確認方法」について解説します。
顧客は、自分で合計額を計算することはできませんが、Bybitが公表している合計額に自分の資産が含まれているかを知ることができます。
顧客資産の合計額についてのページはこちらです。
もう少しかみ砕いて解説するのじゃ!
まず初めに、顧客は自分で合計額を計算することはできません。
もし計算するとしたら、Bybitに預けているのかを全員から教えてもらわなければいけません。
これは、プライバシー的に不可能です。
かといって、Bybitが提示した合計額は鵜呑みにできません。
なぜなら、Bybit側が意図的に預けられている資産をカウントしないでBybitは資産に余裕があるんだ!と嘘をつくかもしれません。
それではどうすればいいのでしょうか?
自分の資産がカウントされていることが分かればいい
そして、自分の資産がカウントされているのかを確認することを可能にするのが(Merkle Tree)というデータ構造です。
マークルツリー(Merkle Tree)とは?
※マークルツリーについては今回の記事を書くにあたって勉強したものになります。専門家というわけではないので、もしかしたらものすごく間違っているかもしれませんのでご了承ください。
ちなみにマークルツリーについての解説はこの記事が一番わかりやすかったです。
マークルツリーはデータ構造の1つです。
以下Bybitから引用した図をご覧ください。
マークルツリーは上の図のように複数あるデータが1つにまとめられていくような構造をしています。
図のRはH~Oのデータの値が同じならいつでも同じ値となります。
逆に、H~Oのデータが1つでも異なるとRは異なった値となります。
そして、ユーザーHはIのデータさえわかればRの値を求めることができます。
こうすることで、ユーザーは自分の資産が顧客が預け入れた合計額に含まれていることを確認することができます。
Bybitでは、上記で説明した自分の資産が全体の合計額に含まれているのかを確認する方法を2つ提供しています。
- Bybitプラットフォーム経由の検証
- オープンソースコードを用いたセルフ検証ツールによる検証
どのような感じかは、以下で説明するのじゃ!
実際に確認するには?
それでは、実際にBybitの準備金証明のページでどこが何を指しているのかを確認していくのじゃ!
Bybitの準備金比率を見る
一番最初に見るべきところは「Bybitの準備金比率を見る」です!
もはやここを見るだけでもいいのではと感じてます。
このページは、顧客資産合計額とBybitの資産がどれくらいの比率なのかがわかります。
このようにBybitは私たちが預けた額よりも多くの資産を準備してあるということがわかりますね。
ただ、これだとBybitがただ嘘をついているだけっていうこともあるのでもう少し詳しく見ていきましょう。
ウォレットの所有権と残高の証明
つぎに、Bybitがどれくらいの資産を保有しているのか確認をしてみましょう!
こちらのページです。
ウォレットアドレスはすでにわかるので、今回は「Blockchair」で実際にそのウォレットがどれくらい資産があるのかを確認してみましょう!
今回は「1GrwDkr33gT6LuumniYjKEGjTLhsL5kmqC」このアドレスを確認します。
まずは最初の画面で、調べたいアドレスを入力して検索しましょう。
今回はビットコインについて知りたいのでBTCを選びましょう。
残高の欄が現在そのウォレットにある資金になります。
アカウントを確認する
次に自分の資産がBybit側にカウントされているのかを確認しましょう!
方法は2つあります。
- Bybitプラットフォーム経由の検証
- オープンソースコードを用いたセルフ検証ツールによる検証
今回は1つ目の方法による確認方法を紹介します!
まずは赤枠で囲われた「監査データを見る」をクリックしてください。
黒く塗りつぶしてある場所に監査IDがあるのでコピーしてください。
一つ前に戻って今すぐ検証するをクリックしてください。
監査IDをペーストして送信をクリックしてください
このように右側に自分の資産残高が表示されます。
その額が一致していたら、自分の資産は合計額に加算されているのだと判断できます。
Bybitの準備金証明(Proof of Reserves)まとめ
- Bybitは信頼と安全の確認のために準備金証明をしている
- 「Bybitの保有資産額 > 顧客全員の預けた資産合計額」がポイント
- これからの動向も大事
最後まで読んでくれてありがとうなのじゃ!
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聞きたいことがあったらDMするとよいぞぃ、もしかしたら返答があるかもしれぬぞぃ。