今回はNFTによるプロジェクトの中で最も古く最も熱いCryptoPunks(クリプトパンクス)について紹介していきます。
CryptoPunksというプロジェクトの概要から、なぜこんなにも熱狂的に売買されるのか、詳しく解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
- プロジェクト「CryptoPunks」について知る
NFTプロジェクトとは?
NFTを用いた様々なプロジェクトを「NFTプロジェクト」と呼びます。
現在、NFTを用いた様々な活動が世界中で行われていますが、その中でも最も古く、最もホットなプロジェクトが「CryptoPunks」です。
今後もNFTの躍進により様々なNFTプロジェクトが行われると考えられるため、今後も注目です。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要
「CryptoPunks」とは、2017年にカナダのソフトウェアエンジニアであるMatt HallとJohn Watkinsonの2人のチーム「Larva Labs」(ラルバラボ)によって企画・開発されたNFTプロジェクトです。
ブロックチェーン技術を用いて唯一無二の10,000人のユニークな絵文字をデジタル的に生成し仮想通貨を用いて売買することができるプロジェクトとなっています。
「Larva Labs」の2人のTwitterではCryptoPunksの最新情報を見ることができますので、ぜひご覧ください。
Matt Hall
https://twitter.com/matthall2000
John Watkinson
CryptoPunks(クリプトパンクス)の最大の特徴「人のようなピクセルアート」
CryptoPunksの最大の特徴は24×24の人のようなピクセルアートです。最近ではTwitterのアイコンとして利用する例が増えてきたため、しばしば見かけることもあるのではないでしょうか?
これらにはそれぞれ特徴があり、それによって希少性が変わり、売買される価値が変わってくるので詳しく紹介します。
Type(種族)【エイリアン・サル・ゾンビ・女性・男性】
Type(種族)としてエイリアン・サル・ゾンビ・女性・男性の5種類の種族があります。
特に種族によって個数が変わるので、例えば10,000体のうち9体しか居ないエイリアンは最も価値が高く、最高販売金額は42000ETH(約21億円)にもなります。(CryptoPunk 5822)
Type(種族) | 個数 | 最安値 |
エイリアン(Alien) | 9 | 35000ETH(約18億円) |
サル(Ape) | 24 | 28890ETH(約15億円) |
ゾンビ(Zombie) | 88 | 2200ETH(1億2000万円) |
女性(Female) | 3840 | 113ETH(約580万円) |
男性(Male) | 6039 | 112ETH(約570万円) |
Attributes(飾り)
それぞれのキャラクターにはAttributesと呼ばれる装飾がなされており、それらによっても価値が変化しています。
Attributesにおいて最も価値が高いのは虹色の帽子(Beanie)です。
全体の中で44体と最も少なく、最安値は850ETH(約4300万円)になります。
次に価値が高いのは髪飾り(Tiara)です。
全体の中では55体と少ない部類に入りますが、少ない個数のランキングでは4番目です。
2番目に少ない「Choker」や3番目に少ない「Pilot Helmet」よりも「Tiara」の方が現実での金額が高いため、デジタル空間での価値が上がったのだと思われます。
それぞれの作品をまとめてみると以下のようになります。
Attribute(飾り) | 個数 | 最安値 |
帽子(Beanie) | 44 | 850ETH |
チョーカー(Choker) | 48 | 275ETH |
パイロットヘルメット(Pilot Helmet) | 54 | 340ETH |
ティアラ(Tiara) | 55 | 399ETH |
オレンジの髪(Orange Side) | 68 | 239ETH |
「CryptoPunks」についてのまとめ
何度も述べているように、「CryptoPunks」は数あるNFTプロジェクトの中でも最も最古のプロジェクトです。
今後もNFTは世界中で流行すると考えられるため、「CryptoPunks」を始めとしたNFTプロジェクトについて、今後も要注目です!
世界中でNFTが高額買取された事例集
以下の記事では、世界中で高額で取引されたNFTの13の事例を紹介しています。
海外の事例だけでなく、実際に日本で取引された作品や、意外な作品などの面白い事例を多数紹介していますのでぜひご覧ください。