イラストレーター向けのNFTアート導入ガイド【NFTの始め方・やり方】

イラストレーター向けのNFTアート導入ガイド

ポケモンカードのイラストレーターで有名なさいとうなおきさんなどが、NFTを販売し話題になりました。それから有名イラストレーターに続きイラストレーター界隈でNFTを触り始める人が徐々に増えています

https://twitter.com/_NaokiSaito/status/1447882372603547656?s=20

ということで今回はイラストレーター向けにNFTという仕組みがどれだけ可能性を秘めているのかについて紹介していきたいと思います。

NFTとはどんなもの?

NFTはデジタルコンテンツの所有者を証明する証のようなものです。

従来、デジタルイラストを購入しても、データとして複製が簡単にできてしまうので、自分はそのデータの所有者であるということを証明する方法がありませんでした

しかし、NFTという仕組みを利用することで、イラストの所有者を明確化することができ、かつその所有権を他の人々に売り買いができるようになります。

実際そんなことができで何が嬉しいんだ?と思う方のために次はNFTによって嬉しいことを紹介していきます。

NFTの嬉しいところ

唯一無二を証明できるので価値が上がる

NFTはブロックチェーンの技術を基盤にできている仕組みです。そのためNFTの作品と所有者はブロックチェーン上に書き込まれ、改ざんすることができずその作品の唯一無二性を証明することができます

そのため価値が上がりやすく、現在の日本のNFTイラストの平均値は2万〜5万くらいだと思われます。(オークションなどの場合はもっと高い)

実際にさいとうなおきさんのイラストは600万円で落札されました。

https://twitter.com/_NaokiSaito/status/1449729982490497026?s=20

仮想通貨による取引のため世界の人々から買ってもらえる

NFTはNFTマーケットという場所で仮想通貨を利用して取引されます。仮想通貨は世界中で共通で利用できるお金であり、NFTマーケットも世界中の人々が利用する場所です。

そのためイラストレーターさんからすると最初から世界中の人が買ってくれる可能性を持つ市場に出品することができるのも魅力です。

実例としては小学生の絵が、海外の有名なDJであるTrevor McFedries氏が購入したり、スティーヴ・アオキ氏が購入して話題になりました。

スティーヴ・アオキが240万円で購入! 話題の8歳少年「NFTアート」がすごい

二次流通による取引額の一部を半永久的にもらえる

従来のイラストはお金が入るタイミングが、購入してもらう瞬間だけでしたが、NFTにはアルゴリズムを埋め込むことができるので、2次流通の際に作者に手数料(マージン)という形で一部をもらうというアルゴリズムを埋め込むことができます。

そのためイラストレーターはある程度のイラストを描くことで、半永久的に2次流通によるマージンで一定額の収入を得ることができることもできます。

実際にNFTで有名なコレクティブ「CryptoNinja」は2次流通を含めて1500万円以上の売り上げを出しているようです。

まずはNFTマーケットに自分の作品を出品してみよう!

NFTマーケットに出品する流れ

step1. 取引所で仮想通貨を購入

NFTの取引には主に仮想通貨が用いられます。

特に、ETH(イーサリアム)を通貨として用いているプラットフォームが多いので、予め仮想通貨取引所で口座開設をしておきましょう。

Coincheckで口座開設

左上の会員登録から口座を作ることができます。

今回は仮想通貨取引所の中でも、日本で最もメジャーなプラットフォームの一つであるCoincheckを使用します。

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コインチェック

Coincheckの主な特徴は以下の通りです。

  • 初心者に優しいシンプルなUI
  • 日本発の仮想通貨取引所
  • 取り扱える仮想通貨も豊富

Coincheckでの口座開設については以下の記事をご覧ください。

Step.2 仮想通貨ウォレットに登録

仮想通貨の口座を開設したことで、日本円と仮想通貨を交換することができるようになりました。

しかし、実際にNFTマーケットなどでお金をやり取りするのは口座ではなくウォレットを介して行います。

MetaMaskと連携

MetaMask

今回は仮想通貨ウォレットの中でも最もメジャーで対応しているプラットフォームも多いMetaMaskを使用します。

MetaMaskの特徴は以下の通りです。

  • Google Chrome拡張アプリで便利
  • ほとんどのNFTマーケットやNFTゲームにアクセスできる
  • 送金や受金が簡単

MetaMaskの登録方法は以下の記事で紹介していますので、ぜひお読みください。

注意!

偽サイトや危険なサイトに注意しましょう!

最近、有名なサイトの偽サイトが増えています。

偽サイトでMetaMaskを接続するとすべての仮想通貨を抜き取られる可能性もあるので、気を付けましょう!

3. NFTマーケットプレイスであるOpenSeaでアカウント登録

NFTマーケットは様々なものがありますが、初心者には最も一般的なOpenSeaがおすすめです。ほぼ全てのデジタルコンテンツに対応しており、サイトもシンプルで使いやすいのが特徴です。

OpenSea

右上のお財布マークを選択
ここで前に使ったMetaMaskを選択
MetaMaskからETHのアドレスを選択
「接続」を選択することで接続されます。
右側に残高が出るようになったら、アカウント登録完了

4.OpenSeaで作品の画像や情報を入力して出品

次に作品をアップロードするためにホーム画面右上の「Create」を選択して作品情報の入力画面に移動します。

右上の「Create」
ウォレットでの署名が求められるので「署名」

作品の情報入力画面では、必須の項目だけ入力しておけば大丈夫です。(後から説明は追記できます)

名前や画像をアップロードして
ここは注意ポイントです!
NFTが初めてならBlockchainは「polygon」で出品

NFTを出品するための手数料(GAS代)が高いため、まずはPolygonで始めるのがおすすめです。

PolygonではGAS代がかかりません。

「Blockchain」の部分から変更することができる

情報を入力したらCreateで作成しましょう。(まだ出品していません)

5. 作品詳細画面から出品する

まずは作品の詳細画面の右上の「Sell」を選択

次の画面では販売する金額と販売する期間を決めます。金額は最初は0.01ETH(400円)-0.01ETH(4000円)くらいで良いと思います。(有名な方は最初から上げても大丈夫だと思います。)

More optionsボタンで2次流通のマージンを決めることができるので、10%くらいを設定しておくと良いかもです。

全ての設定を入力したら、下の「Complete listing」を選択してください。

次にウォレットと接続し、出品の準備をしているので画面の指示に従います。

この画面で出品完了です。

これであなたもNFTアーティスト!

NFTアートをNFTマーケットに投稿したら、NFTアーティストに仲間入りです。NFTアーティストにも様々なキャンペーンを行い、自分のNFTシリーズの価値を高めようと頑張っています。

NFTはイラストレーターにとって新しい価値を生む革命的な仕組みです。それをしっかりと理解して、イラスト活動に役立てていただけたら嬉しいです。

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